いざ、富士山よりも高い位置にある湖へ!
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湖を背景に撮っている写真に
見えると思いますが、
何と標高3810メートルの所にある湖です。
富士山の標高が、資料によりますと
3776.24メートルとなっていますので、
この場所がいかに高い位置にあるか
ご想像いただけるかと思います。
ここへ行くまでには途中、
驚くような標高にある道を、
酸素ボンベを搭載した
大型バスでひたすら走ります。
思いがけなかったのは、
これほど標高の高い地点でも
お土産屋さんが商品を並べ、
私が最高標高地点の看板の前で
写真を撮っていましたら
日本人だという事が何故か歓迎ムードになり、
監督から「映画のシーンにも入れたからね!」
と言われました。
どんな映画なのかなー、と思いながら更に行きますと、
ようやく船が行き交う場所としては
世界で一番高い地点にあるという湖に到着です。
ペルーのアンデス山中から
ボリビアに渡って広がる湖は
延々と平坦な平地が広がっているようにしか
思えません。
この10万年以上にもなる古代湖には、
自生するトトラという葦の草を束ねて
浮き島や船を作り、
いくつも点在する浮き島には民家や
学校等があり、実際に住民が
住んでいます。
びっくりするのは
それに併設したレストラン、
あることです。
更に驚いたのは
その上この地のイメージとはかけ離れた
フラミンゴまで飼われていました。
親日家の方が多いなあ、と感じていましたら、
日系二世のフジモリ氏が大統領になって、
この浮き島まで電気を開通してくれたとの事。
私は色々と複雑な思いもありましたが、
現地では、日本人は凄い、と思われているようでした。
船は昔は根気よく葦を組んで造っていたそうですが、
今では中味はペットボトルだそうです。
今どきは何処の状況も似ていますが、
これほど離れた場所でも
実際に自分の目で見ますと、
強烈な印象として鮮やかに記憶に残っています。
高山病が心配でしたが、
日本やアメリカでは処方箋なしでは
予防薬は買えないとのこと。
それで南米での市販薬の名前と
製造元を控えて出発し、
空港の薬局で購入して服用しましたので
全く問題ありませんでした。
このお薬が後日の旅にも早速役立ち、
日本で入手不可ならアメリカ、
それも難しいなら現地で、
と柔軟に次の選択肢を考えていく習慣も
旅で習った事の1つです。
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