ハワイから、被災された皆様に心を寄せて。
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東日本大震災時に
神奈川県知事でご活躍された
松沢しげふみ議員は
現在参議院議員でいらっしゃいますが、
当時の貴重なお話を伺う度に、
ハワイでは想像もできなかった多くの事を
知る事ができました。
神奈川県から援軍をいち早く手配し
支援物資を現地に運び、
空になった帰途の船には
病院の患者さん達を乗せて
神奈川の方へ移動していただいた、といった
エピソードには心が動かされました。
月命日のニュースがハワイでも流れ、
あれから2年11ヶ月を迎えたといいますのに、
時が止まったままの多くの方達が
いらっしゃると思います。
前にハワイで「えひめ丸」の不幸な出来事が
ありました。
当時私はハワイのテレビ局に勤めており、
「 えひめ丸 」の際に記者会見の手配や
テレビ局を通しての義援金集め、
ご遺族の方々や宇和島市長、
そして日米協会との窓口になり
同じ子を持つ母として
身につまされるような思いでした。
記者会見場では
仕事の立場で立ち会いながらも
涙が止まらず、
ご遺族の思いが綴られたお手紙を
英訳しながら代読する時には
時々声にもなりませんでした。
その時
懇意にしているウクレレの名手である
ジェイク シマブクロさんが突然現れ、
「 ご遺族の方々に是非演奏をさせて
いただけないでしょうか 」と
言われ、ご遺族の方々のご了承を
いただきました。
ジェイクさんが跪かれてウクレレを
奏でたひと時と光景を思い出しますと
今でも涙が溢れます。
誰もが予想もしていなかった突然の悲報は、
月日が経っても忘れられる事ではありません。
こういった時に
周りができる事には限界がありますが、
それでも海外に住んでいても
心をいつも寄せているという思いが
伝われば幸いです。
松沢議員には
義援金集めの為に多大なご協力を
いただきました。
そして義援金への寄付をいただきました
皆様の気持ちを込めて
被災された方々へ役立てていただくよう
松沢議員にお届けしました。
大変辛い事ではありますが、
後世に災害時の対処方法等を
真剣に伝えていくという、
大切な使命を皆が担わなければ
ならないのだろうと思っています。
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